従業員の健康維持向上

クミアイ化学グループ人財マネジメントに関する基本方針

  1. 働きがいのある職場の構築
    クミアイ化学グループは、「人財」が企業の持続的成長に欠かせない最重要なファクターであると捉え、ワークライフバランスの実現による生き生きと働ける職場環境の実現に積極的に取り組むとともに、「存在感」「達成感」「将来への希望」を持ち続け、仕事を通して自己実現ができる環境の整備を進め、従業員幸福度の向上に努めます。
  2. 安全で健康的な職場環境の構築
    クミアイ化学グループは、労働災害と疾病を未然に防止するとともに、従業員の代表者も参加する安全衛生委員会での協議を反映して、安全衛生・防災に係る法的要求事項を従業員に周知徹底するなど、安全で健康的な職場環境の整備を進めます。
  3. 公正な労働条件の確保
    クミアイ化学グループは、結社の自由および団体交渉権を含む労働に関する基本的な権利を尊重し、労働組合との協議会における建設的な労使の対話を通じて、最低賃金規定や労働時間規制など労働に関する法令を遵守するとともに、均衡の取れた人事体系の維持やさらなる待遇の改善に努めるなど、公正な労働条件の確保に努めます。
  4. 公平・公正な人財マネジメント
    クミアイ化学グループは、公平・公正な人財マネジメントと人財育成を支える制度の下、倫理観に富み企業理念に則り行動できる人財や高い専門性やグローバルな視点を持つ人財を育成します。
  5. ダイバーシティの推進
    クミアイ化学グループは、多様な人財が、その個々の価値観や能力を最大限に活かせるダイバーシティ&インクルージョンの実現を目指します。

ストレスチェック

労働安全衛生法で義務付けられているストレスチェックの実施対象は常時50人以上の従業員が働く事業場で、50人未満の事業場については努力義務とされていますが、クミアイ化学工業では従業員数に関わらず全事業場を対象に実施しています。
2022年度は結果の分析に外部専門家の知見や最新の動向を反映すると共に、その結果を経営層にも共有し、全社としてより良い環境作りの実効性確保に向けた体制作りに注力しました。
今後も継続的なメンタルヘルスケアの仕組みづくりを目指し、「 どう改善していくか 」を重点的に考えた様々な取り組みを行ないます。

ストレスチェックの受検人数と受検率(全役職員対象)

年度 全体 受検
人数
受検率
2019 812 802 98.8%
2020 832 825 99.2%
2021 838 813 97.0%
2022 872 857 98.3%
平均 839 824 98.3%

定期健康診断の受診

クミアイ化学グループの従業員は会社の定期健康診断を受診し、被扶養者にはクミアイ化学グループの従業員および被扶養者が加入している報徳同栄健康保険組合から特定検診の案内文書と無料受診券を送付しています。
また、報徳同栄健康保険組合では、疾病予防として、人間ドック・脳ドック・子宮がん検診・乳がん検診等の費用を補助するなど、従業員の健康づくりに注力しています。未来に向けた会社の健康経営には従業員とその家族の健康づくりが重要な役割を担っています。報徳同栄健康保険組合では加入者の皆さまに毎日の生活習慣を見直していただき、定期的な健康診断を通じて健康的な毎日が過ごせるように支援の取り組みを継続します。

定期健康診断の受診(クミアイ化学工業)

年度 受診率
2019年度 100.0%
2020年度 99.7%
2021年度 100.0%
2022年度 100.0%

アフターコロナの対応

2023年5月8日、政府は新型コロナウィルスの感染症法上の位置付けを「5類」に引き下げました。
これに伴い、クミアイ化学工業では下記取り組みを実施しています。

テレワーク制度

コロナ禍で普及が進んだはずのテレワーク実施率が低下の一途を辿る中、従業員の意向を尊重し、テレワーク実施の趣旨を当初の「感染症対策」から「ワークライフバランスの充実」へと置き換え、多様で柔軟な働き方の確保、生産性の向上並びに事業継続性確保に係る災害やパンデミックなどの緊急時の対応のための「制度」として制定し運用を開始しました。

特別休暇制度の拡充

従来パンデミック対策として行ってきた新型コロナウィルス感染症罹患時の特別休暇措置を、季節性インフルエンザ等の感染症を含めた措置として新たに制定しました。これにより今なお続くコロナウィルスの感染のみならず、季節性インフルエンザやその他感染症についても柔軟な対応が可能となっています。