【園芸/殺菌剤】
パスポート顆粒水和剤
TPN水和剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第22158号 [㈱エス・ディー・エス バイオテック 登録] |
---|---|
成分 | TPN 72.0% |
性状 | 淡褐色水和性細粒 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 500g×20袋、1kg×10袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
|
- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
特長
- 幅広い病害に安定した防除効果を発揮する果樹用殺菌剤です。
- 水に溶けやすく、薬剤調製が容易な製剤で、水中分散性、懸垂性に優れます。
- 有効成分TPNは、広範囲の作物、病害に使用されていますが、耐性菌の出現事例がありません。
適用病害と使用方法
作物名 | 適用病害名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | TPNを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
西洋なし | 褐色斑点病 ごま色斑点病 | 1000倍 | 200~700L/10a | 収穫30日前まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 |
西洋なし なし(西洋なしを除く) | 黒星病 | 収穫後~落葉終了まで | |||||
りんご | 褐斑病 黒点病 すす点病 すす斑病 炭疽病 斑点落葉病 輪紋病 | 収穫45日前まで | |||||
黒星病 モニリア病 | 1000~1500倍 | ||||||
もも | 黒星病 灰星病 果実赤点病 | 1000倍 | 収穫前日まで | 6回以内 | 6回以内 | ||
ぶどう | 晩腐病 黒とう病 | 250~400倍 | 100~300L/10a | 休眠期 | 1回 | 3回以内(但し、休眠期は1回以内) | |
パッションフルーツ | 円斑病 | 1500倍 | 200~700L/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 3回以内 | |
いちじく | 疫病 さび病 | 3000倍 | 収穫前日まで | 2回以内 | 2回以内 | ||
かき | うどんこ病 炭疽病 落葉病 | 1500倍 | 収穫30日前まで | 3回以内 | 3回以内 | ||
キウイフルーツ | 果実軟腐病 | 1000倍 | 収穫60日前まで | 7回以内 | 7回以内 |
注意事項
注意事項
- 石灰硫黄合剤との混用はさけてください。
- ももに使用する場合、葉に薬害を生じるおそれがあるので、夏期高温時の散布はさけてください。
- 有袋栽培のももに使用する場合、除袋直後の散布は果面に日焼け症状が出るおそれがあるのでさけてください。
- りんごに使用する場合、散布により、サビ果が多くなるおそれがあるので開花直前から落花後20日までの間は使用をさけてください。
- かきに使用する場合、果実の日焼け面に褐点状の薬害を生じるおそれがあるので、高温時の使用には注意してください。
- 西洋なしに使用する場合、満開期より3~4週間後の養分転換期の散布、あるいは有機リン系殺虫剤との混用散布により葉に薬害(褐色斑)を生じることがあるので注意してください。
- いちじくに使用する場合、果実及び葉に薬害が生じるおそれがあるので、果実肥大期の初期あるいは夏期高温時の散布はさけてください。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 粉末は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護メガネを着用して薬剤が眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- 皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけてください。
- 夏期高温時の使用をさけてください。
- 水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。養殖池周辺での使用はさけてください。
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。