特長
- 二つあわせて優れた効果
- べと病・疫病に対し予防効果・治療効果の高い有効成分ベンチアバリカルブイソプロピルと、幅広い病害に予防効果の高いTPNとの混合剤です。感染前から感染初期の散布でべと病・疫病の確実な防除ができます。
- タフな殺菌剤
- 葉内への浸達性に優れ、長い残効性や高い耐雨性を有し、安定した防除効果が期待できます。また、既存剤に抵抗性を示す各種耐性菌にも優れた効果を発揮します。
- 使いやすい!
- 散布液調製時に粉立ちが少なく溶けやすい顆粒水和剤です。
多様な作用性
プロポーズ顆粒水和剤は疫病菌のライフサイクル(生活環)の多くのステージに作用し、感染から発病に至る全ての過程を阻害します。その結果、予防効果と治療効果を発揮します。
(疫病菌に対するプロポーズ顆粒水和剤の有効成分による作用点を模式的に示したものです)
疫病菌は、葉などの植物組織内に菌糸で侵入・増殖し、そして、病斑上に菌糸から伸びた胞子のう柄に遊走子のうを形成します。
遊走子のうが直接発芽し、菌糸を伸ばす直接発芽と、遊走子のうの中に遊走子が形成され、放出された遊走子が被のう化(遊走子が数時間泳いだ後、静止、鞭毛が脱落し球形になり細胞壁が形成される)し、被のう胞子が発芽し菌糸を伸ばす間接発芽があります。どうして直接発芽するか、間接発芽するかははっきりしていませんが、環境温度や菌糸内の糖濃度などが関連しているといわれています。
自然界では、遊走子のうや被のう胞子による無性繁殖がほとんどですが、極々稀に有性繁殖があります。被害葉や被害塊茎内の菌糸の一端に蔵精器が、他の一端に蔵卵器ができ、接合受精して卵胞子が形成されます。卵胞子は、発芽し先端に遊走子のうが形成されます。