【園芸/殺虫剤】
クミアイ ノーモルト乳剤
テフルベンズロン乳剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
| 登録番号 | 第17733号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
|---|---|
| 成分 | テフルベンズロン 5.0% |
| 性状 | 淡黄色澄明可乳化油状液体 |
| 毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
| 危険物 | 第2石油類 |
| 販売地域 | 全国 |
| 有効年限 | 5年(5L規格:3年) |
| 包装 | 500ml×20本、5L×2缶 |
| 作用機構分類番号 (RACコード) |
|
- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
「チラシ・技術資料関連」はありません。
特長
- 幼虫の脱皮を阻害して、殺虫効果を発揮する脱皮阻害剤(IGR剤)です。
- 産下卵に直接散布した場合や、散布後の茎葉に産卵された場合に殺卵作用を示します。
- 耐雨性に優れ、長い残効性を示します。
- 天敵やミツバチ、マルハナバチ等の授粉昆虫に対して影響が少ない薬剤です。
適用害虫と使用方法
| 作物名 | 適用害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | テフルベンズロンを含む農薬の総使用回数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| かんしょ | ナカジロシタバ ハイイロサビヒョウタンゾウムシ | 1000倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2回以内 | 散布 | 2回以内 |
| ハスモンヨトウ | 1000~2000倍 | ||||||
| ごぼう | ゾウムシ類 | 1000倍 | 4回以内 | 4回以内 | |||
| しょうが | ハスモンヨトウ | 2000倍 | 2回以内 | 2回以内 | |||
| 25倍 | 3.2L/10a | 無人航空機による散布 | |||||
| だいこん | コナガ ヨトウムシ アオムシ | 2000倍 | 100~300L/10a | 収穫21日前まで | 散布 | ||
| コナガ | 16倍 | 1.6L/10a | 無人航空機による散布 | ||||
| 8倍 | 0.8L/10a | ||||||
| てんさい | ヨトウムシ | 1000~2000倍 | 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 散布 | ||
| ねぎ | シロイチモジヨトウ | 2000倍 | 収穫7日前まで | ||||
| だいず | ハスモンヨトウ | 収穫14日前まで | |||||
| 8~16倍 | 0.8L/10a | 無人航空機による散布 | |||||
| えだまめ | 2000倍 | 100~300L/10a | 散布 | ||||
| さやえんどう | シロイチモジヨトウ | 収穫前日まで | |||||
| とうがん | コナジラミ類 | 収穫3日前まで | 3回以内 | 3回以内 | |||
| トマト ミニトマト なす | コナジラミ類 ハスモンヨトウ | 収穫前日まで | 2回以内 | 2回以内 | |||
| 茎ブロッコリー | アオムシ | 収穫3日前まで | |||||
| ブロッコリー | コナガ | 収穫7日前まで | |||||
| たかな チンゲンサイ | 収穫14日前まで | ||||||
| なばな | 収穫7日前まで | 1回 | 1回 | ||||
| キャベツ | タマナギンウワバ コナガ ヨトウムシ ハスモンヨトウ アオムシ | 2回以内 | 2回以内 | ||||
| コナガ | 16倍 | 1.6L/10a | 無人航空機による散布 | ||||
| はくさい | タマナギンウワバ コナガ ヨトウムシ アオムシ | 2000倍 | 100~300L/10a | 散布 | |||
| レタス | ハスモンヨトウ | 収穫3日前まで | |||||
| 非結球レタス | 収穫30日前まで | ||||||
| きく(葉) | ヨトウムシ類 | 収穫7日前まで | |||||
| 葉ごぼう | ハスモンヨトウ | 収穫14日前まで | |||||
| ほうれんそう | ヨトウムシ | 収穫7日前まで | |||||
| アスパラガス いちご | ハスモンヨトウ | 収穫前日まで | |||||
| なつみかん | アゲハ類 | 200~700L/10a | 収穫21日前まで | 3回以内 | 3回以内 | ||
| ミカンハモグリガ | 1000~2000倍 | ||||||
| みかん | アゲハ類 | 2000倍 | |||||
| ミカンハモグリガ | 1000~2000倍 | ||||||
| なし | ナシチビガ ナシホソガ | 2000倍 | 収穫前日まで | 2回以内 | 2回以内 | ||
| シンクイムシ類 | 1000~2000倍 | ||||||
| りんご | ヨモギエダシャク | 2000~4000倍 | |||||
| ギンモンハモグリガ | 4000倍 | ||||||
| キンモンホソガ | 2000~6000倍 | ||||||
| シンクイムシ類 ヒメシロモンドクガ | 2000倍 | ||||||
| もも | モモハモグリガ シンクイムシ類 | 1000~2000倍 | |||||
| ネクタリン | 2000倍 | ||||||
| かき | イラガ類 | 収穫30日前まで | 3回以内 | 3回以内 | |||
| カキノヘタムシガ | 1000~2000倍 | ||||||
| 花き類・観葉植物 | ヨトウムシ類 | 2000倍 | 100~300L/10a | 発生初期 | 2回以内 | 2回以内 | |
| けいとう | シロオビノメイガ | ||||||
| ストック | コナガ アオムシ | ||||||
| はぼたん | コナガ | ||||||
| りんどう | リンドウホソハマキ | 1000倍 | |||||
| からまつ | マイマイガ | 20000~30000倍 | 200~700L/10a | - | |||
| さくら プラタナス | アメリカシロヒトリ | ||||||
| ポインセチア | コナジラミ類 | 2000倍 | 100~300L/10a | 発生初期 | |||
| こなら | マイマイガ | 20000~30000倍 | 200~700L/10a | - | |||
| 茶 | ヨモギエダシャク チャノホソガ | 2000~4000倍 | 200~400L/10a | 摘採7日前まで | 1回 | 1回 |
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 幼虫の脱皮を阻害して、やがて死亡させる性質を持つ薬剤ですので、幼虫期にはなるべく早く散布してください。
- 植物体での浸透移行性がないため、葉裏にもよくかかるように散布してください。
- ねぎのシロイチモジヨトウの防除に使用する場合は、食入前の若令幼虫期に散布してください。
- ごぼうのゾウムシ類の防除に使用する場合は、成虫発生期に散布してください。
- カラー、花はすに使用する場合は、湛水状態で使用しないでください。また、使用後14日間は入水しないでください。
- 蚕に対して長期間毒性があるので、薬剤が飛散により桑の茎葉を汚染することのないように桑園のある地帯では使用しないでください。なお無人航空機による散布の実施にあたっては事前に蚕業関係者との安全対策について十分協議してください。
- 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調節してください。
- 無人航空機で散布する際の注意事項
- 散布機種の散布基準に従って実施してください。
- 散布機種に適合した散布装置を使用してください。
- 散布薬液の飛散によって他の動植物あるいは自動車やカラートタンの塗装等へ影響を与えないよう散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
- 散布機種の散布基準に従って実施してください。
- 自動車などの塗装面に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないよう注意してください。
- 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
- 適用作物群に属する作物またはその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。使用後は洗眼してください。
- 皮膚に対して刺激性があるので、皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合は直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- 街路、公園などで使用する場合は、散布中および散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜などに被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
- 魚毒性等
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
- 使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。
- 散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また、空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 保管…密栓し、火気や直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な場所に保管してください。



















