クミアイ化学工業株式会社

製品情報

【野菜殺菌剤】
プロポーズ顆粒水和剤(ベンチアバリカルブイソプロピル・TPN水和剤)

登録番号第21954号 [クミアイ化学工業㈱ 登録]
成分ベンチアバリカルブイソプロピル 5.0%(魚毒性A類)
TPN 50.0%(魚毒性C類)
性状淡褐色水和性細粒
毒性普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
有効年限4年
包装(100g×10袋)×6、500g×20袋
1kg×10袋(北海道限定)

製品安全データシート(MSDS)

製品安全データシート(MSDS)閲覧の際のご注意
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特長

二つあわせて優れた効果
べと病・疫病に対し予防効果・治療効果の高い新規有効成分ベンチアバリカルブイソプロピルと、幅広い病害に予防効果の高いTPNとの混合剤です。感染前から感染初期の散布でべと病・疫病の確実な防除ができます。
タフな殺菌剤
葉内への浸達性に優れ、長い残効性高い耐雨性を有し、安定した防除効果が期待できます。また、既存剤に抵抗性を示す各種耐性菌にも優れた効果を発揮します。
使いやすい!
散布液調製時に粉立ちが少なく溶けやすい顆粒水和剤です。

多様な作用性

プロポーズ顆粒水和剤は疫病菌のライフサイクル(生活環)の多くのステージに作用し、感染から発病に至る全ての過程を阻害します。その結果、予防効果と治療効果を発揮します。

(疫病菌に対するプロポーズ顆粒水和剤の有効成分による作用点を模式的に示したものです)

疫病菌は、葉などの植物組織内に菌糸で侵入・増殖し、そして、病斑上に菌糸から伸びた胞子のう柄に遊走子のうを形成します。
遊走子のうが直接発芽し、菌糸を伸ばす直接発芽と、遊走子のうの中に遊走子が形成され、放出された遊走子が被のう化(遊走子が数時間泳いだ後、静止、鞭毛が脱落し球形になり細胞壁が形成される)し、被のう胞子が発芽し菌糸を伸ばす間接発芽があります。どうして直接発芽するか、間接発芽するかははっきりしていませんが、環境温度や菌糸内の糖濃度などが関連しているといわれています。
自然界では、遊走子のうや被のう胞子による無性繁殖がほとんどですが、極々稀に有性繁殖があります。被害葉や被害塊茎内の菌糸の一端に蔵精器が、他の一端に蔵卵器ができ、接合受精して卵胞子が形成されます。卵胞子は、発芽し先端に遊走子のうが形成されます。


適用病害と使用方法

平成24年4月26日現在
作物名適用病害名希釈倍数使用液量使用時期本剤の使用回数使用方法ベンチアバリカルブイソプロピルを含む農薬の総使用回数TPNを含む農薬の総使用回数
きゅうりべと病1000~1500倍100~300L/10a収穫前日まで3回以内散布3回以内10回以内(土壌灌注は2回以内、散布及びくん煙及びエアゾル剤の噴射は合計8回以内)
褐斑病
うどんこ病
黒星病
1000倍
ミニトマト疫病1500倍収穫7日前まで2回以内2回以内
トマト1000~1500倍収穫前日まで3回以内6回以内(土壌灌注は2回以内、散布及びくん煙及びエアゾル剤の噴射は合計4回以内)
葉かび病1000倍
ばれいしょ疫病750~1000倍収穫7日前まで5回以内
250倍25L/10a
夏疫病1000倍100~300L/10a
はくさいべと病
白さび病
黒斑病
白斑病
2回以内3回以内(は種又は定植前の土壌混和は1回以内、散布は2回以内)
たまねぎべと病
白色疫病
灰色かび病
3回以内6回以内
なす褐色腐敗病
すすかび病
収穫前日まで4回以内4回以内4回以内
メロンべと病
つる枯病
収穫3日前まで5回以内5回以内5回以内
キャベツべと病収穫14日前まで2回以内2回以内2回以内(は種又は定植前の土壌混和は1回以内)
ねぎべと病
葉枯病
3回以内3回以内4回以内(土壌灌注は1回以内、散布は3回以内)
だいず茎疫病
べと病
収穫21日前まで2回以内2回以内2回以内
かぼちゃべと病
疫病
収穫7日前まで3回以内3回以内3回以内
アスパラガス疫病1500倍収穫前日まで
すいか褐色腐敗病1000倍収穫3日前まで5回以内5回以内5回以内

ベンチアバリカルブイソプロピルの特長

新しい作用を有する新規殺菌剤です。
クミアイ化学グループが開発したアミノ酸アミドカーバメート系の新規殺菌剤です。作用機構の詳細については検討中ですが、電子伝達系阻害などの呼吸阻害剤やRNA合成阻害剤とは作用が異なり、従来の薬剤耐性菌にも有効です。
各種のべと病、疫病に特異的に高い防除効果を発揮します。
疫病菌やべと病菌などの卵菌類に属する病原菌に対し、特異的に極めて低濃度で抗菌性を示し、野菜類や果樹類のべと病、疫病に高い防除効果を有しています。
予防効果、治療効果ともに優れます。
予防効果だけでなく、治療効果も兼ね備えていますので、感染後の散布でも防除効果が期待できます。又、感染初期段階での病斑拡大も阻止します。
遊走子のうの形成を阻害します。
遊走子のうの形成を阻止する効果も非常に高く、次世代の病原菌密度を低減する効果が期待できます。
残効性や耐雨性を有します。
既存の殺菌剤と同等以上の残効性や耐雨性を有し、安定した防除効果が期待できます。
浸達性を有します。
葉表から葉裏など葉内への浸達性を有しています。下位葉から上位葉への浸透移行性はありませんが、根からの吸収移行性は有しています。

上手な使い方

  • 長い残効と予防・治療効果を活かし、べと病や疫病の重点防除期での使用をお勧め します。
  • 治療的散布でも卓効を示しますが、病気がまん延してからの散布では効果が劣りますので、初発病斑を見つけたら直ちに散布し、病気のまん延を防ぎましょう。

注意事項

  • 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせて調節してください。
  • ばれいしょに対して希釈倍数250倍で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の地上液剤散布装置を使用してください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。

安全使用上の注意

  • 粉末は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護メガネを着用して眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服などは他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけてください。
  • 夏期高温時の使用をさけてください。
  • 魚毒性等…水産動植物(魚類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また、空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。

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