クミアイ化学工業株式会社

製品情報

【水稲/初・中期一発処理除草剤】
パットフルエースLジャンボ(オキサジクロメホン・クロメプロップ・ピリミノバックメチル・ベンスルフロンメチル剤)

登録番号 第21153号 [クミアイ化学工業㈱ 登録]
成分 オキサジクロメホン 1.6%  クロメプロップ  14.0%  ピリミノバックメチル 1.8%  ベンスルフロンメチル 2.0%
性状 類白色粒状 水溶性パック入り 1パック25g
毒性 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 非該当
販売地域 北陸、関東以西
有効年限 4年
包装 250g(25g×10パック)×20袋
作用機構分類番号(RACコード) 除草剤分類 30,4,2,2

安全データシート(SDS)

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特長

  • 水面浮遊、自己拡散型の豆つぶ剤を、水溶性フィルムに包みパック化したジャンボ剤です。
  • パックからの溶け出しが速く、水中拡散性に優れ、安定した除草効果を発揮します。
  • 有効成分のピリミノバックメチルとオキサジクロメホンの作用により、ノビエに安定した効果と残効性を有しています。
  • 一年生から多年生雑草まで広範囲の雑草に優れた効果があります。
  • クロメプロップを含有しているため、スルホニルウレア系除草剤(SU剤)に抵抗を示すアゼナ類、コナギ、ミゾハコベ等の一年生雑草にも有効です。
  • 畦畔からパックを投げ入れるだけで、ドリフトの心配がなく安心して使用できます。

適用雑草と使用方法

2007年8月1日現在
作物名適用雑草名使用時期適用土壌使用量本剤の使用回数使用方法適用地帯オキサジクロメホンを含む農薬の総使用回数クロメプロップを含む農薬の総使用回数ピリミノバックメチルを含む農薬の総使用回数ベンスルフロンメチルを含む農薬の総使用回数 
移植水稲水田一年生雑草
ウリカワ
オモダカ(北陸を除く)
クログワイ(北陸を除く)
セリ
ヒルムシロ
ホタルイ
マツバイ
ミズガヤツリ
アオミドロ・藻類による表層はく離(関東・東山・東海を除く)
移植後3日~ノビエ2.5葉期(但し、移植後30日まで)砂壌土~埴土小包装(パック)10個(250g)/10a1回水田に小包装(パック)のまま投げ入れる関東・東山・東海、九州の普通期及び早期栽培地帯2回以内2回以内2回以内2回以内 
移植後1日~ノビエ2.5葉期(但し、移植後30日まで)北陸、近畿・中国・四国の普通期及び早期栽培地帯 

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PDF版適用表
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使用上のポイント

【使用時期】

散布適期
雑草の発生前からノビエの2.5葉期までに散布してください。
アオミドロなどの藻類、うき草や表層はく離の発生により、薬剤の拡散が不十分となる場合があるので藻類、うき草や表層はく離が発生しやすい水田では、なるべく早い時期に使用してください。

注意事項

  • 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
  • 雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの2.5葉期までに、時期を失しないように散布してください。なお多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。ホタルイ、ウリカワ、ミズガヤツリは2葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生始期まで、クログワイ、オモダカは発生始期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前までが散布適期です。
  • クログアイ、オモダカは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さないので、有効な後処理剤と組合せて使用してください。
  • 苗の植付けが均一となるように代かきは丁寧におこなってください。未熟有機物を施用した場合は特に丁寧におこなってください。
  • 散布の際は、やや深めの湛水状態(水深5~6cm)で水の出入りを止めてください。
  • 散布後少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、入水は静かにおこなってください。
  • 小包装(パック)のまま10アール当り10個の割合で水田に均等に投げ入れてください。
  • 藻類・表層はく離などの浮遊物が多い条件下では、拡散が不十分になるおそれがあるため使用をさけてください。
  • パックに使用しているフィルムは水溶性なので、濡れた手で作業したり、降雨で破袋することのないように注意してください。
  • 下記のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
    • 砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
    • 軟弱苗を移植した水田
    • 極端な浅植の水田および浮き苗の多い水田
  • 梅雨期など、散布後に多量の降雨が予測される場合は防除効果が低下するおそれがあるので使用をさけてください。
  • 散布後の数日間に著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがありますが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていません。
  • 散布した水田の田面水を他の作物に灌水しないでください。
  • 河川、湖沼、地下水などを汚染しないよう、落水、かけ流しはしないでください。
  • 移植前に生育したミズガヤツリには効果が劣るので、物理的防除方法などを用いて移植前に防除してから使用してください。
  • いぐさ、れんこん、せり、くわい等の生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意してください。
  • 使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。

安全使用上の注意

  • 水溶性フィルムで小包装化されているので、濡れた手で触らないでください。
  • 水溶性フィルム包装が破袋した際の注意事項
    • 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
    • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。吸湿性があるので開封後は早めに使用してください。使い残りは、開封口を密封して、湿気が入らないように保管してください。


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