クミアイ化学工業株式会社

製品情報

【畑作/除草剤】
ゴーゴーサン乳剤(ペンディメタリン乳剤)

登録番号 第22176号 [BASFジャパン㈱ 登録]
成分 ペンディメタリン 30.0%
性状 暗褐色澄明可乳化油状液体
毒性 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 第2石油類
販売地域 北海道限定
有効年限 5年(5L規格:3年)
包装 500ml×20本、2L×10本、5L×4缶
作用機構分類番号(RACコード) 除草剤分類 3

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特長

ジニトロアニリン系(非ホルモン型)の吸収移行性の除草剤で、雑草発生前の土壌処理により、一年生イネ科雑草及び広葉雑草を同時に防除し、安定した効果を示します。


殺草スペクトラム

※キク科(ノボロギクなど)、ツユクサには効果が劣る。
◎:極大 ○:大 △:中 ×:小

効果の持続期間が長い
土壌表層1~2cmの幅に安定した処理層を形成し(土壌中の移行は非常に小さい)処理後45~60日の長期にわたり抑草します。
作物に安全
雑草の根および幼芽部の生長点に作用して細胞分裂を阻害(殺草作用)します。また、土壌中での移動性は小さく土壌表層に安定した処理層を形成するため、直播栽培の作物や移植作物に安全に使用できます。
土壌混和は不要
土壌表面処理で安定した効果を示すので、土壌混和をする必要がありません。

適用雑草と使用方法

2024年4月10日現在
作物名適用雑草名使用時期薬量希釈水量本剤の使用回数使用方法ペンディメタリンを含む農薬の総使用回数 
陸稲一年生雑草は種後出芽前(雑草発生前)200~400mL/10a70~150L/10a1回全面土壌散布1回 
麦類(大麦、小麦を除く)300~500mL/10a 
小麦は種後(雑草発生前)~小麦2葉期(イネ科雑草1葉期まで)70~100L/10a雑草茎葉散布又は全面土壌散布 
大麦生育期(雑草発生前)但し収穫60日前まで 
は種後出芽前(雑草発生前)70~150L/10a全面土壌散布 
とうもろこし200~400mL/10a 
かんしょ挿苗10日後まで(雑草発生前)100L/10a畦間土壌散布 
こんにゃく植付後又は培土後(雑草発生前)(但し、植付30日後まで)200~300mL/10a70~100L/10a全面土壌散布 
さといも土寄せ後(雑草発生前)(但し、収穫60日前まで)200~400mL/10a100L/10a2回以内(但し、土寄せ後の処理は1回以内) 
植付後萌芽前(雑草発生前)70~100L/10a 
ばれいしょ200~300mL/10a1回 
やまのいも200~400mL/10a100L/10a 
甘草定植後(雑草発生前)(但し、収穫90日前まで)300mL/10a3回以内(但し、1年間に1回以内)3回以内(但し、1年間に1回以内) 
越冬後萌芽前(雑草発生前) 
は種後出芽前(雑草発生前) 
しょうが植付後萌芽前(雑草発生前)200~400mL/10a70~150L/10a1回1回 
にんじんは種後出芽前(雑草発生前) 
たまねぎ(直播栽培)は種後~本葉2葉期(雑草発生前)70~100L/10a 
たまねぎ(移植栽培)定植前(雑草発生前)300~500mL/10a70~150L/10a 
定植後(雑草発生前)(但し、収穫30日前まで) 
葉たまねぎ定植前(雑草発生前) 
にんにく植付前(マルチ前) 
植付後(雑草発生前)(但し、収穫60日前まで)70~100L/10a 
葉にんにく(マルチ栽培)植付前(マルチ前)400~500mL/10a70~150L/10a 
葉にんにく(マルチ栽培を除く)植付後(雑草発生前)(但し、収穫60日前まで)300~400mL/10a100L/10a 
植付前400~500mL/10a70~150L/10a 
らっきょう植付後萌芽前(雑草発生前)300~500mL/10a 
にら定植後(雑草発生前)(但し、定植10日後まで)200~300mL/10a100L/10a 
収穫30日前まで(雑草発生前)畦間土壌散布 
ねぎ定植後(雑草発生前)(但し、定植10日後まで)70~100L/10a全面土壌散布 
らっかせいは種後出芽前(雑草発生前)70~150L/10a 
カリフラワー
キャベツ
定植前(雑草発生前)200~400mL/10a 
はくさい200~300mL/10a 
レタス
非結球レタス
200~400mL/10a 
アスパラガス萌芽前(雑草発生前) 
うど定植後萌芽前(根株養成圃)(雑草発生前)400mL/10a2回以内(但し、畦間処理は1回以内) 
生育期(根株養成圃)(雑草発生前)(但し、収穫60日前まで)100L/10a畦間土壌散布 
ふき(春どり露地栽培)春期収穫直後から萌芽前まで(雑草発生前)70~150L/10a全面土壌散布1回 
食用ぎく定植前(雑草発生前)200~400mL/10a 
ふき(ふきのとう)春期ふき収穫直後から萌芽前まで(雑草発生前)400mL/10a 
ヤングコーンは種後出芽前(雑草発生前)200~400mL/10a 
おけら収穫60日前まで(雑草発生前)200~300mL/10a3回以内(但し、1年間に1回以内)3回以内(但し、1年間に1回以内) 
せんきゅう萌芽後(雑草発生前)(但し、収穫120日前まで)300mL/10a100L/10a1回1回 
とうき定植後(雑草発生前)(但し、収穫120日前まで) 
とりかぶと(薬用)生育期(雑草発生前)(但し、収穫90日前まで)300~500mL/10a 
みしまさいこ
とうすけぼうふう
びゃくし
は種後出芽前(雑草発生前)300mL/10a70~150L/10a 
いんちんこう定植後(雑草発生前)(但し、収穫120日前まで)100L/10a 
きく定植後(雑草発生前)200~400mL/10a70~150L/10a 
定植前(雑草発生前) 
チューリップ植付後萌芽前(雑草発生前)300~500mL/10a 
りんどう萌芽前(雑草発生前)200~400mL/10a 
すぎ(床替床)
ひのき(床替床)
床替後(雑草発生前)400~500mL/10a100~200L/10a 
ソルガムソルガム3葉期(雑草発生前~発生始期)300mL/10a70~100L/10a雑草茎葉散布又は全面土壌散布 
は種後出芽前(雑草発生前)300~400mL/10a70~150L/10a全面土壌散布 
飼料用とうもろこし200~400mL/10a 
春期発芽前又は夏切り後(雑草発生前)300~400mL/10a100~200L/10a2回以内2回以内 

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PDF版適用表
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使用上のポイント

散布時期
雑草発生前の土壌処理が最も効果的なので散布時期を早目にしてください。
散布液量
散布時に土壌が乾燥している場合は防除効果が劣る場合があるので、希釈水量を多めにするか又は散水後に散布してください。
砕土・整地
除草効果を十分発揮させるため、砕土・整地はできるだけていねいに行い、覆土を十分に行ってください。
過湿条件での使用はさけてください
降雨直後や激しい降雨が予想される時には使用をさけてください。また、水田裏作の排水不良の畑での使用はさけてください。

【各種作物への上手な使い方】

たまねぎ、ねぎ
定植後、雑草発生前に処理してください。苗床では使用をさけてください。
はくさい、キャベツ、レタス
キャベツ、レタスには定植前の使用を守ってください。処理層に根が触れないように移植してください。なお、レタスの場合は5葉以上の苗に使用してください。トンネル、マルチ栽培にも使用できます。苗床や直播栽培では薬害のおそれがあるので使用はさけてください。
陸稲、麦類、とうもろこし、らっかせい、にんじん
土壌を細かく砕き、ていねいに整地することにより高い防除効果をあげることができます。また、は種後は薬害を防ぐために十分に覆土し、種子が露出しないように注意してください。なお、らっかせい、にんじんではトンネル、マルチ栽培にも使用できます。水田裏作の麦に使用する場合、排水不良の畑では使用をさけてください。
ばれいしょ、こんにゃく、さといも
植付後から萌芽前の間の雑草発生前に散布してください。処理後は中耕、または培土を行うと効果が急減するため注意してください。こんにゃくの場合は培土後にも使用できます。
桑園
春または夏の雑草発生前に使用してください。使用前すでに雑草の発生が認められる場合、中耕により除草を行った後に処理するか、または他の茎葉処理剤との混用で処理してください。

注意事項

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 雑草の発生前~発芽時に有効であるが、雑草の生育が進むと急激に効果が低下するので、使用時期を失しないように散布してください。
  • イネ科及び広葉の一年生雑草に効果があるが、キク科雑草とツユクサには効果が劣るので、これらの雑草の優占圃場では使用しないでください。
  • 土壌が極端に乾燥している場合は効果が劣るので、希釈水量を多めにするかまたは降雨後に散布してください。
  • 砕土、整地はていねいにおこない、種子が露出しないように覆土はできるだけていねいにおこなってください。
  • 砂土では使用しないでください。
  • はげしい降雨が予想される時には使用をさけてください。
  • 散布に当っては、他作物に飛散しないよう十分注意して使用してください。
  • 水田裏作の麦に使用する場合、排水不良の畑では使用をさけてください。
  • ソルガムに使用する場合、覆土深は3cm以上です。また散播では使用しないでください。
  • 桑にはかからないように注意してください。
  • キャベツ、はくさい、レタス及び非結球レタスのセル成型苗には薬害が発生するおそれがあるので、使用をさけてください。
  • マルチ栽培のとうもろこしに薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
  • うど及びにらで畦間土壌散布をおこなう場合、飛散防止カバーを使用して作物にかからないように散布してください。
  • かんしょで畦間土壌散布をおこなう場合、薬液が作物に飛散すると葉の奇形症状の薬害を生じるおそれがあるので、作物に飛散しないように注意してください。
  • たまねぎの直播栽培では薬害を生じるおそれがあるので、初めて使用する場合は事前に薬害の有無を十分に確認してから使用することとし、は種深度は2㎝以上としてください。
  • たまねぎの秋播の直播栽培では、処理後に低温が続く条件では生育抑制等の薬害を生じるおそれがあるので、たまねぎの1~2葉期に使用してください。
  • きくの品種、栽培条件などによっては黄化、抑制等の薬害を生じるおそれがあるので、初めて使用する場合は、事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。
  • 自動車や壁などの塗装面に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないよう注意してください。
  • 衣服(白衣)などに散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないよう注意してください。
  • 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。

安全使用上の注意

  • 誤飲などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当てを受けさせてください。
  • 眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 皮ふに対して刺激性があるので、皮ふに付着しないように注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 散布液調製時および散布の際は農業用マスク、不浸透性手袋、ゴム長靴、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗顔・うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 魚毒性等…使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないように適切に処理してください。
  • 保管…密栓し、火気や直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な場所に保管してください。

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製品画像

ゴーゴーサン乳剤製品写真_500ml
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ゴーゴーサン乳剤製品写真_2L
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ゴーゴーサン乳剤製品写真_5L
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チラシ・技術資料関連(最新の登録内容を反映していない場合がございます。)

ゴーゴーサン乳剤小麦用チラシ_北海道版_0823(13-7)
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ゴーゴーサン乳剤総合版チラシ 0873(13-11)
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その他

2024-108登録速報(240410)
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