クミアイ化学工業株式会社

製品情報

【園芸/土壌消毒剤】
クミアイ ガスタード微粒剤(ダゾメット粉粒剤)

登録番号 第23479号 [クミアイ化学工業㈱ 登録]
成分 ダゾメット 96.5%
性状 類白色微粒
毒性 劇物
危険物 非該当
販売地域 全国
有効年限 5年
包装 5kg×4袋(穴あき袋)、10kg×2袋(穴あき袋)、20kg×1袋
作用機構分類番号(RACコード) 殺虫剤分類 8F

安全データシート(SDS)

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特長

  • ガスタード微粒剤は、土壌水分により速やかに分解して活性ガスとなり、野菜、果樹、花卉類の広範囲の土壌病害、雑草種子の防除に高い効果を発揮します。
  • オゾン層など環境に対する影響が少なく、刺激性の臭いが少ないため、作業者は比較的安心して使用できます。
  • 微粒剤なので散粒機または手(手袋着用)で簡単に散布できます。特に5kg袋、10kg袋は穴あき袋仕様でロープをつけ、引きずりながら散布できます。

適用病害虫・雑草と使用方法

2023年9月6日現在
作物名適用病害虫・雑草名使用量使用時期本剤の使用回数使用方法ダゾメットを含む農薬の総使用回数 
かんしょ白絹病
つる割病
紫紋羽病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10a植付21日前まで1回本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する1回 
基腐病30kg/10a 
こんにゃく乾腐病
白絹病
20~30kg/10a 
根腐病
一年生雑草
20~60kg/10a 
さといも乾腐病
ネグサレセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10a 
ばれいしょ萎凋病
黒あざ病
そうか病
粉状そうか病
一年生雑草
 
やまのいも褐色腐敗病
根腐病
一年生雑草
 
かぶ萎黄病
根こぶ病
バーティシリウム黒点病
一年生雑草
は種又は定植21日前まで 
ごぼう萎凋病
黒あざ病
一年生雑草
は種28日前まで 
しょうが根茎腐敗病30~60kg/10a定植21日前まで 
一年生雑草20~30kg/10a 
葉しょうが根茎腐敗病30kg/10a 
一年生雑草20~30kg/10a 
だいこん萎黄病
根こぶ病
バーティシリウム黒点病
一年生雑草
は種21日前まで 
ネグサレセンチュウ10~20kg/10a 
てんさい叢根病
苗立枯病
200~400g/立方メートル秋期(翌春は種) 
にんじん萎凋病
乾腐病
白絹病
根腐病
しみ腐病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10aは種又は定植21日前まで 
はつかだいこん一年生雑草20kg/10aは種35日前まで 
もりあざみ黒あざ病
半身萎凋病
一年生雑草
30kg/10aは種21日前まで 
たまねぎ乾腐病
白絹病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10aは種又は定植21日前まで 
黒腐菌核病30~60kg/10a 
黒穂病
一年生雑草
20~30kg/10a秋期(翌春は種) 
紅色根腐病30kg/10aは種又は定植21日前まで 
苗立枯病20~40kg/10a 
べと病20kg/10aは種14日前まで本剤の所定量を均一に散布して浅く混和する。 
たまねぎ
葉たまねぎ(苗床)
一年生雑草10~20kg/10a 
にんにく紅色根腐病
白絹病
イモグサレセンチュウ
一年生雑草
30kg/10a植付28日前まで本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 
らっきょう乾腐病
根腐病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
植付21日前まで 
にら乾腐病
紅色根腐病
白絹病
は種又は定植21日前まで 
一年生雑草30~60kg/10a 
ねぎ萎凋病
白絹病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
根腐萎凋病
小菌核腐敗病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10aは種又は定植14日前まで 
黒腐菌核病30~60kg/10a 
紅色根腐病
ネギハモグリバエ
30kg/10a 
わけぎ苗立枯病(リゾクトニア菌)
一年生雑草
20~30kg/10aは種又は定植21日前まで 
豆類(未成熟、ただし、えだまめ、実えんどう、さやえんどう、さやいんげん、未成熟そらまめを除く)茎腐病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
一年生雑草
30kg/10aは種21日前まで 
えだまめ白絹病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
葉腐病
一年生雑草
20~30kg/10aは種又は定植21日前まで 
ダイズシストセンチュウ30kg/10a 
さやいんげん白絹病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
葉腐病
一年生雑草
20~30kg/10aは種21日前まで 
さやえんどう
実えんどう
茎腐病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
一年生雑草
は種又は定植21日前まで 
未成熟そらまめ茎腐病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
えそモザイク病
一年生雑草
30kg/10aは種21日前又は定植45日前まで 
きゅうり白絹病
つる割病
半身萎凋病
一年生雑草
20~30kg/10aは種又は定植21日前まで 
苗立枯病(リゾクトニア菌)
苗立枯病(ピシウム菌)
200~400g/立方メートル土壌に本剤の所定量を加え十分混和する。 
にがうりつる割病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10a本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 
かぼちゃ苗立枯病(リゾクトニア菌)
フザリウム立枯病
一年生雑草
 
すいか白絹病
つる割病
一年生雑草
 
苗立枯病(リゾクトニア菌)200~400g/立方メートル土壌に本剤の所定量を加え十分混和する。 
メロン紅色根腐病30kg/10a本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 
黒点根腐病
白絹病
つる割病
半身萎凋病
黒変根腐症
一年生雑草
20~30kg/10a 
苗立枯病(リゾクトニア菌)200~400g/立方メートル土壌に本剤の所定量を加え十分混和する。 
トマト青枯病30~60kg/10a本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 
萎凋病
褐色根腐病
白絹病
根腐萎凋病
半身萎凋病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10a 
紅色根腐病30kg/10a 
苗立枯病(リゾクトニア菌)200~300g/立方メートル土壌に本剤の所定量を加え十分混和する。 
ミニトマト青枯病30~60kg/10a本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 
萎凋病
褐色根腐病
白絹病
根腐萎凋病
半身萎凋病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10a 
紅色根腐病30kg/10a 
苗立枯病(リゾクトニア菌)200~300g/立方メートル土壌に本剤の所定量を加え十分混和する。 
なす青枯病30kg/10a本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 
白絹病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
半身萎凋病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10a 
ピーマン青枯病
萎凋病
白絹病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
半身萎凋病
一年生雑草
30kg/10a 
とうがらし類青枯病
萎凋病
疫病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
一年生雑草
定植21日前まで 
カリフラワー根こぶ病
一年生雑草
20~30kg/10aは種又は定植21日前まで 
テンサイシストセンチュウ30kg/10a 
ブロッコリー根こぶ病
一年生雑草
20~30kg/10a 
テンサイシストセンチュウ30kg/10a 
つるむらさきネコブセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10a定植21日前まで 
モロヘイヤ30kg/10a定植30日前まで 
非結球あぶらな科葉菜類(非結球メキャベツ、こまつな、非結球はくさい、なばな類、チンゲンサイ、みずなを除く)根こぶ病は種14日前まで 
一年生雑草20~30kg/10a 
こまつな萎黄病
根こぶ病
一年生雑草
は種10日前まで 
チンゲンサイ根こぶ病
一年生雑草
30kg/10aは種又は定植21日前まで 
非結球メキャベツ萎黄病
一年生雑草
20~30kg/10a定植21日前まで 
みずな立枯病(ピシウム菌)
根こぶ病
一年生雑草
30kg/10aは種12日前まで 
なばな類根こぶ病
一年生雑草
20kg/10aは種又は定植21日前まで 
非結球はくさい萎黄病
根こぶ病
一年生雑草
20~30kg/10aは種又は定植14日前まで 
キャベツ萎黄病
株腐病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
根こぶ病
バーティシリウム萎凋病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
は種又は定植21日前まで 
はくさい黄化病
根くびれ病
根こぶ病
尻腐病
ネコブセンチュウ
一年生雑草
 
あしたば苗立枯病(リゾクトニア菌)
一年生雑草
30kg/10aは種10日前まで 
セルリー萎黄病
一年生雑草
は種又は定植21日前まで 
チャービル一年生雑草20kg/10aは種42日前まで 
パセリ萎凋病
疫病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
一年生雑草
30kg/10aは種又は定植21日前まで 
みつば立枯病
一年生雑草
20kg/10aは種21日前まで 
レタス黒根病
コルキールート病
ネグサレセンチュウ
30kg/10aは種又は定植14日前まで 
白絹病
すそ枯病
一年生雑草
20~30kg/10a 
非結球レタス黒根病
コルキールート病
30kg/10a 
白絹病
すそ枯病
根腐病
一年生雑草
20~30kg/10a 
しゅんぎく萎凋病
一年生雑草
20kg/10aは種21日前まで 
葉ごぼう萎凋病
黒あざ病
一年生雑草
20~30kg/10aは種28日前まで 
しそ青枯病
一年生雑草
30kg/10aは種又は定植14日前まで 
ほうれんそう萎凋病
株腐病
立枯病
根腐病
ホウレンソウケナガコナダニ
一年生雑草
20~30kg/10aは種10日前まで 
ホウレンソウケナガコナダニ10kg/10a本剤の所定量を均一に散布して浅く混和する。 
さといも(葉柄)乾腐病
ネグサレセンチュウ
一年生雑草
20~30kg/10a植付21日前まで本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 
ふき白絹病
半身萎凋病
一年生雑草
30kg/10aは種又は定植21日前まで 
食用ぎく青枯病 
萎凋病
白絹病
半身萎凋病
センチュウ類(ハガレセンチュウを除く)
一年生雑草
20~30kg/10a 
いちご青枯病
疫病
30kg/10a仮植又は定植21日前まで 
萎黄病
萎凋病
炭疽病
芽枯病
一年生雑草
20~30kg/10a 
やまのいも(むかご)褐色腐敗病
根腐病
一年生雑草
植付21日前まで 
みょうが(花穂)
みょうが(茎葉)
立枯症
一年生雑草
30kg/10a定植42日前まで 
なし白紋羽病100g/平方メートル夏期~秋期被害株跡地に本剤の所定量を均一に散布して土壌と十分混和する。 
りんご白紋羽病
紫紋羽病
50~100g/平方メートル 
ぶどう白紋羽病 
花き類・観葉植物青枯病30kg/10aは種又は植付前本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 
萎黄病
萎凋病
株腐病
球根腐敗病
首腐病
根頭がんしゅ病
白絹病
立枯病
苗立枯病(リゾクトニア菌)
半身萎凋病
ネコブセンチュウ
20~30kg/10a 
一年生雑草20~60kg/10a 
アイスランドポピー萎縮病20~30kg/10a 
カーネーション萎凋細菌病 
きくセンチュウ類(ハガレセンチュウを除く) 
グロリオサ紅色根腐病 
さくらそう軟腐病 
しゃくやく根黒斑病30~40kg/10a植付前 
スイトピー腰折病20~30kg/10aは種又は植付前 
スターチス萎凋細菌病 
ストック萎凋病30~40kg/10a 
苗腐病20~30kg/10a 
トルコギキョウ
パンジー
根腐病 
ぼたん根黒斑病30~40kg/10a植付前 
樹木類(苗木)一年生雑草20~30kg/10a 
せんりょう立枯病
一年生雑草
は種又は植付前 
つつじ類センチュウ類
一年生雑草
 
一年生雑草30kg/10aは種又は定植21日前まで 
目土用土1立方メートル当り100~200g雑草発生前土壌に本剤の所定量を加え十分混和する。 
いぐさ30kg/10a畑苗床での定植28日前まで(入水15日前まで)本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 
白紋羽病
紫紋羽病
1株当り(4平方メートル)400~600g夏期~秋期被害株跡地に本剤の所定量を均一に散布して土壌と十分混和する。 
たばこ疫病
黒根病
立枯病
一年生雑草
20~30kg/10a秋期(翌春植付)本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 
疫病
センチュウ類
5~10kg/10a春期(植付前)本剤の所定量を畦面に散布して土壌と十分混和する。 
角斑病
野火病
センチュウ類
10~20kg/10a秋期(翌春植付)本剤の所定量を均一に散布して土壌と混和する 

2023年9月6日現在
作物名使用量使用時期本剤の使用回数使用方法ダゾメットを含む農薬の総使用回数使用目的 
樹木類100g/平方メートル定植前1回被害株跡地に本剤の所定量を均一に散布して土壌と十分混和する。1回定植ほ場の南根腐病菌、ならたけ病菌、ならたけもどき病菌の密度低減 

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使用上のポイント

  • 土のかたまりが多いと防除効果不足となる場合があるので砕土を十分に行い、ロータリーを用いて土と薬剤を十分に混和してください。
  • 土壌中の水分と接触して有効なガスとなるので乾燥している土壌では灌水してください。土壌の湿り具合は軽くにぎって崩れない程度が適正です。
  • 有効なガスが抜けないようにビニール被覆または鎮圧後散水をしてください。特に地温が25度以上の時には必ず被覆してください。
  • ガス抜きの際の耕起深度は、薬剤混和時の深度と同じにし、発芽テストで安全を確認した後、は種、定植してください。
  • 土壌を耕起、整地したのち散粒機、または手(手袋着用)で均一に散布してください。

【発芽テストを実施してください】

ガス抜きの後は、は種または定植、芝目土として使用する前に必ず発芽テストを行い、ガスの残っていないことを確認してください。

  1. 処理していない土(対照用)と処理土(テスト用)を別々のガラスびんに入れてください。
  2. 水で充分湿らせた脱脂綿を小さなカップに入れ、発芽し易い種子(大根、レタス等)をは種し、それぞれのビンに入れ密封してください。
  3. 直射日光の当たらない暖い場所に2~3日置き、対照用の発芽状況と比較してください。
  4. 発芽状態が同じなら使用できますが、発芽状態が未熟な場合はガス抜きを再度実施してください。

【「穴あき袋」による散布】

[特長]

  1. ガスタード微粒剤5kg、10kg袋とも散布器具がなくても手軽にそのまま散布ができます。
  2. 下記のように引きずりながら散布するため、風の影響を受けにくく、使用者に対する安全性も高い散布方法です。
  3. 薬剤に直接手を触れることなく、労力もかからない散布方法です。
  4. ハウス内や小規模圃場などに散布する場合に便利です。

[使用方法]

(1)3カ所の穴にロープを通す。 (2)きんちゃく袋状に強く結束する。ロープの端は1m余しておく。 (3)逆さにして、切り取り部の薬剤を下に落とし、ハサミなどで切り取る。 (4)ロープを持ち、引きずりながら散布する。
  • 混和方向(縦)に対して交差する(横)ように散布すると、ガスタードの混和がより均一になります。
  • 散布間隔は20~30cmで行なってください(混和方向に対して交差するように散布する場合は60cm間隔で行なえます)。
  • 5kg袋で約10分で散布できます。

注意事項

  • 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
  • 処理する前に耕起整地してください。
  • 土壌中の水分によって分解し、ガスを発生することによって効果を発揮するもので、土壌の種類、水分含量、温度等により効果にふれが出るので、以下のことに十分留意してください。
    • 地温が10℃以下のときには使用しないでください。
    • 砂質土壌や乾燥した土壌で使用する場合は、ていねいに混和した後灌水して適度の水分を与えてから被覆してください。
    • 次の場合はガスの拡散が遅いので被覆期間を適宜延長してください。
      • 重粘土質の土壌の場合
      • 降雨などにより土壌水分が多い場合
      • 地温が低い(15℃以下)場合
  • センチュウが多発する条件、或いはトマト、なすではセンチュウ類に対する効果が劣る場合があるので、センチュウを防除対象とする場合には、他の防除方法と併用して使用してください。
  • ガス抜きが不十分であると薬害が生じるおそれがあるので、少なくとも2回は耕起によるガス抜きを実施してください。なお、ガス拡散の遅い条件の場合は特にていねいにおこなってください。
  • 全面に処理する場合、深さ15~25cmに土壌と十分に混和してください。特に、やまのいもに使用する場合、深さ50~60cmに土壌と十分に混和してください。混和後ビニール等で被覆または鎮圧散水してガスの蒸散を防いでください。7~14日後被覆を除去して、ガス抜きをおこなってください。
  • 苗立枯病または芝の目土用土に処理する場合、十分混和後ビニールなどで被覆し、7~14日後被覆を除去して、ガス抜きをおこなってください。
  • 作物に直接ふれると薬害を生じるので、周辺に作物がある場合にはかからないように十分間隔をおいて薬剤を処理してください。
  • 温室やビニールハウス等の施設内に作物がある場合、薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
  • りんご、桑、なし及びぶどうに使用する場合は、被害株を抜き取った跡地の周辺部を含めてできるだけ広めに散布し、深さ25~40cm(りんごの場合は深さ40cm)に土壌と均一に混和してください。処理20日後に被覆を除去して耕起し、翌春に植付けてください。また、りんご、なし及びぶどうでは、植え付けた年は果実を収穫しないでください。
  • 樹木類に使用する場合は、以下の点に注意してください。
    • 南根腐病菌の密度低減のため樹木類に使用する場合は、行政機関等(県、市町村)から南根腐病の発生地域として指定された防除を必要とする場所での使用に限ります。また、安全管理及び使用方法については、沖縄県の安全使用に係る指導内容を遵守し、人畜等への危被害防止に十分配慮してください。
    • ならたけ病菌の密度低減及びならたけもどき病菌の密度低減のため樹木類に使用する場合、安全管理及び使用方法については、各都道府県の森林組合連合会、また林業試験場の安全使用に係る指導内容を遵守し、人畜等への危被害防止に十分配慮してください。
    • 被害株を抜き取った跡地の周辺部を含めてできるだけ広めに散布し、深さ45cmに土壌と均一に混和し、ガスバリアー性フィルムで被覆してください。処理30日後に被覆を除去して耕起し、植え付けてください。
  • ごぼうに使用する場合は生育抑制・岐根等の薬害を生じるおそれがあるので、処理からは種までの期間を十分とり、ガス抜きをていねいにおこない、発芽テスト等で安全を確認の上、は種してください。
  • しょうが及び葉しょうがの根茎腐敗病に対しては、多発生条件では効果が不十分な場合があるので注意してください。
  • は種または定植の20~10日前に使用する場合は、地温20℃以上の条件に限って使用してください。
  • 芝の目土に処理する場合は、目土中に含まれる雑草種子を殺す目的で目土を処理するものですので除草剤として、芝に直接散布することのないように注意してください。
  • 葉たまねぎ(苗床)及びたまねぎのは種14日前までに使用する場合、均一に散布後、レーキ等で浅く(2~3cm)混和し、ビニール等で被覆してください。7日後に被覆を除去し、さらにその後7日間放置し、は種前にレーキ等で浅く整地しガス抜きをおこなってください。
  • たまねぎのべと病は感染力が強く拡がりやすい病害のため、散布剤との体系処理をおこない、感染防除に努めてください。
  • たまねぎに秋期に使用する場合、均一に散布後、十分混和し、ビニール等で被覆してください。約20日後に被覆を除去してガス抜きをおこなってください。は種は翌春におこなってください。
  • ほうれんそうのホウレンソウケナガコナダニに使用量10kgで使用する場合、均一に散布後、レーキ等で浅く(2~3cm)混和し、ビニール等で被覆してください。5~10日後に被覆を除去し、は種前にレーキ等で浅く整地しガス抜きをおこなってください。
  • てんさいに秋期に使用する場合、均一に散布後、十分混和し、ビニール等で被覆してください。約20日後に被覆を除去してガス抜きをおこなってください。は種は翌春におこなってください。
  • たばこに使用する場合、次のことに注意してください。
    • 秋期に使用する場合、均一に散布後、十分混和してください。混和後鎮圧してガスの蒸散を防ぎ翌春耕起した後、植え付けてください。
    • 春期使用する場合、散布後、十分混和してください。混和後そのまま放置し、2週間後に畦立てをし、その2日後にビニール等で被覆してください。さらに2週間後に植え付けてください。
  • ミツバチの巣箱周辺での使用はさけてください。
  • 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。

安全使用上の注意

  • 医薬用外劇物です。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
  • 眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 皮ふに対して刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。皮ふに付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 処理の際は吸収缶付き(活性炭入り)防護マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣、ゴム長靴などを着用してください。ガス抜き作業の際およびガス抜き作業前に施設内に立入る場合にも同様の防護マスクを着用してください。また薬剤が皮ふに付着したり、粉末や発生するガスを吸い込んだりしないよう注意し、作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服などは他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 作業に際してはガスに暴露しないよう風向き等を十分配慮してください。
  • 作業中およびくん蒸中の圃場などへ小児等作業に関係のないものや、家畜、家禽が立ち入らないよう十分注意してください。
  • 住宅付近での使用に当っては、ガスによる危被害の発生防止に十分配慮してください。
  • 街路、公園等の小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入るおそれのある場所で使用する場合は、発生するガスによって人畜等に被害を及ぼさないよう作業中、くん蒸及びガス抜き中は縄囲い及び立て札などを設置し、可能な限り広く立入禁止区域を設けてください。
  • 水に触れると有毒ガスが発生するので保管および取扱いに注意してください。
  • 魚毒性等…水産動植物(魚類、甲殻類、藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また、空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 保管…密封し、直射日光をさけ、食品、種子、苗、肥料および他の農薬などと隔離して、冷涼・乾燥した場所にカギをかけて保管してください。盗難・紛失の際は、警察に届け出てください。

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製品画像

ガスタード微粒剤製品写真_5kg袋
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ガスタード微粒剤製品写真_10kg袋
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ガスタード微粒剤製品写真_20kg袋
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チラシ・技術資料関連(最新の登録内容を反映していない場合がございます。)

ガスタード微粒剤総合版チラシ 1987(21-7)
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その他

2023-184登録速報(230906)
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