【水稲/殺虫・殺菌剤】
ビームバシスタークル粉剤5DL
ジノテフラン・トリシクラゾール・メプロニル粉剤
SDS(安全データシート)
公益財団法人日本中毒情報センターへの問い合わせ方法は「一般市民向け受信相談について」をご参照ください。
登録番号 | 第21191号 [クミアイ化学工業㈱ 登録] |
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成分 | ジノテフラン 0.35% トリシクラゾール 0.50% メプロニル 3.0% |
性状 | 類白色粉末 45µm以下 浮遊性指数20以下 |
毒性 | 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
販売地域 | 全国 |
有効年限 | 5年 |
包装 | 3kg×8袋 |
作用機構分類番号 (RACコード) |
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- チラシ・技術資料関連
- その他関連情報
「チラシ・技術資料関連」はありません。
「その他関連情報」はありません。
特長
- 殺虫成分スタークル(ネオニコチノイド系)がウンカ類、ツマグロヨコバイ等に安定した高い効果を発揮します。特に斑点米カメムシ類には高い殺虫効果と吸汁阻害効果を示し、斑点米の発生を抑制します。
- スタークルの有効成分は、速やかに稲体内へ移行し、長い残効性と耐雨性を示します。
- ビームは、いもち病防除剤として定評があるだけでなく、穂枯れ(ごま葉枯病菌)にも有効です。
- バシタックは、紋枯病に対し、病原菌の侵入阻止と病斑進展阻止の2つの作用で、予防と治療の両効果を有します。
適用病害虫と使用方法
作物名 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ジノテフランを含む農薬の総使用回数 | トリシクラゾールを含む農薬の総使用回数 | メプロニルを含む農薬の総使用回数 |
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稲 | いもち病 イナゴ類 ウンカ類 カメムシ類 ツマグロヨコバイ | 3~4kg/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 散布 | 4回以内(但し、育苗箱への処理及び側条施用は合計1回以内、本田での散布、空中散布、無人ヘリ散布は合計3回以内) | 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) | 3回以内 |
穂枯れ(ごま葉枯病菌) 紋枯病 | 4kg/10a |
注意事項
注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
- 飛散を少なくするように製剤されており、一般の粉剤に比べ、見かけ比重がやや大きく、流動性が良いので、散布の際は散粉機の開度を一目盛程度しぼって散布してください。
- 桑に付着するおそれがある地域では使用しないでください。
- 散布器具、作業衣などは桑用と必ず区別してください。
- ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
- ミツバチの巣箱およびその周辺にかからないようにしてください。
- 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
- ミツバチの巣箱およびその周辺にかからないようにしてください。
- いもち病発生に際して予防的に散布したほうがより効果的です。
- 葉いもちに対して発生が予想される場合、または初発生をみたら直ちに散布してください。
- 穂いもちに対しては穂ばらみ後期の頃に散布してください。なお、多発生が予想される場合にはさらに出穂後に散布することをお勧めします。
- 野菜類の幼苗およびなし(二十世紀、幸水、新水など)には、薬害を生じるおそれがあるのでかからないように注意して散布してください。
- 使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 眼に対して弱い刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗してください。
- 皮ふに対して弱い刺激性があるので、皮ふに付着しないよう注意してください。皮ふに付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- 散布の際は農薬用マスクなどを着用してください。作業後はうがいをしてください。
- 魚毒性等…水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないでください。
- 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。