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Vol. 5

どんぐりプロジェクト®

宮城県には、販売拠点の「東北支店」、生産拠点の「小牛田工場」および研究拠点の「東北防除技術研究室」があり、当社との関わりが深い地域です。当社は、2011年の東日本大震災による震災復興支援の一環として、大きな被害を受けた宮城県内の海岸防災林再生に貢献するため、2013年に「どんぐりプロジェクト®」を立ち上げました。宮城県の地域の皆様にご協力いただいて集めたどんぐりを当社の研究所で苗木に育て、計3回の植樹活動を経て、コナラ約720本およびクロマツ約770本の植樹を行いました。

苗木を植える「植樹」は、これまでの活動で終了となりましたが、植樹を行っただけでは海岸防災林にはなりません。木々が大きく成長していくためには、継続的に人の手を加えていく「育樹」が必要になります。将来この植樹地が地域の皆様をはじめとした沢山の方々に愛される憩いの場になることを願い、今後も継続的な育樹活動を実施していきます。

  • 「どんぐりプロジェクト®」は東京ガス(株)の登録商標です。

これまでの活動

どんぐり拾い

地域の皆様にご協力を頂きながら、苗木を育てるためのどんぐりを収集しました。

2013年10月19日

本社および宮城県内事務所の20名で、宮城県にある大滝農村公園と荒沢湿原でどんぐり拾いを実施し、約1万2千個のどんぐりを採取しました。地域の皆様にご協力を頂きながら採取したどんぐりと合わせて、約3万個を集めることができました。

2014年10月11日

本プロジェクトに対し支援、協力を頂いている美里町が2014年に主催した“どんぐり拾い”の親子参加イベントに、当社からも 3 名が参加しました。当日は、地域の子供たちを含め、約 30人が小牛田農林高校の学校林でどんぐりを拾い集めてくれました。

苗づくり

集めたどんぐりは、当社の研究所で植樹ができる大きさに育つまで数年間かけて丁寧に育てられました。

2013年10月30日、11月13日

植樹するどんぐりの苗を作るため、地域の皆様、当社社員で集めたどんぐりを生物科学研究所の菊川地区・掛川地区でそれぞれ 1万個、小牛田工場、東北研究センターで 1万個と合計 3万個のどんぐりをポットにまきました。

成長した苗

植樹活動

いよいよ育てた苗を植樹しました。2016~2019年にかけて計3回の植樹を行いました。

2016年4月23日、2017年4月22日

宮城県亘理郡山元町にて、当社で育成した苗の植樹を実施しました。当社従業員およびその家族総勢約130名が参加し、コナラ約500本、クロマツ約500本の植樹を行いました。

2018年4月21日

仙台市荒浜北官林植樹地にて、第3回目の植樹活動が行われました。当社従業員およびそのご家族約60名が参加し、コナラ250本とクロマツ200本の植樹を行いました。

育樹活動

木々が大きく成長していくためには、継続的に人の手を加えていく「育樹」が必要になります。除草作業や剪定など、植樹地の管理を行っています。

2019年8月2日

2018年4月にコナラおよび松の植樹を行った仙台市荒浜北官林にて、除草作業を行いました。除草前はコナラ・マツともにつる性の雑草で覆われており、特にコナラは姿が確認できないほどでしたが、丁寧に雑草を取り除いていくと、1年前よりも成長していることが確認できました。

2022年4月21日

当社従業員18名で宮城県亘理郡山元町の植樹地に赴き、宮城県森林インストラクター協会スタッフの指導のもと、クロマツ・ヤマハンノキの補植や施肥作業、コナラの剪定や消毒作業等を行いました。

2023年4月27日

当社従業員10名で宮城県亘理郡山元町の植樹地に赴き、宮城県森林インストラクター協会スタッフの指導のもと、本年もクロマツ・ヤマハンノキの補植や施肥作業、コナラの剪定を行いました。また、試験的にオオシマザクラなどの広葉樹を植樹しました。

2023年11月23日

宮城県森林インストラクター協会スタッフ指導のもと、仙台市荒浜北官林の植樹地でマツの間伐やコナラの施肥を行うイベントを開催しました。当社からは9名、その他地域の子どもたち含め総勢約50名が参加しました。午後には海岸林で採取した材料を使ったリース作りや、生態系に甚大な影響を与えているとされるレジンペレット等の清掃活動を実施するなど、未来を担うたくさんの子どもたちに海岸防災林の大切さや環境保全について知ってもらう機会となりました。

間伐前
間伐後

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