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クミアイ化学工業株式会社|化学研究所・生物科学研究所

研究員の一日研究員の一日

植物制御第二研究室/ Y.A

植物制御第二研究室/ Y.A植物制御第二研究室/ Y.A


クミカ(生科研)のここが好き&嫌い

好きなところ
フィールドワークが多く、田園風景に囲まれながら体を動かして作業できるので気詰まりすることがほとんどありません。また、国内の生産者や海外の農薬メーカーの方々が研究所に訪問することが多く、様々な見方や考え方を研究に取り入れるチャンスに恵まれていると感じます。
嫌いなところ
圃場作業や試験視察のための出張が多いため、いろいろな場所に行ってたくさんの情報を得られて楽しい反面、そのためにはかなりの体力が求められます。

  • 室内打合せ

    8:30始業/室内打合せ


    室内打合せを行い、一日のスケジュールをお互いに確認します。
    人手が必要な作業があった場合にはスケジュールを調整し、研究員同士やアシスタントさんと協力して作業にあたります。

  • 水田の圃場試験

    9:00作業(ポット試験・圃場試験)


    水田の圃場試験では、研究室の全員が一丸となって作業に取り組みます。水田では、イネを移植した後にコンクリートブロックやプラスチック製シートで囲って試験区を作り、その中を一つの水田に見立てて除草剤を散布し、効き目やイネに対する影響を評価します。上の写真は、試験区を作ったあとにイネを補植している様子です。試験区によっては移植後のイネが抜けてしまうことがあるため、試験の均一性を確保するために抜けた部分にはイネを手で植えて補います。


    地面をならしている様子

    下の写真は畑作試験の作業で、地面をならしている様子です。畑では、ポールを目印に試験区を作り、その中を一つの畑と見立てて水田と同様に除草剤の性能を評価します。試験区によっては地面に凹凸ムラが生じる場合があるため、均一性を確保するためにムラを少なくする必要があります。作業が終わったころにはドロドロ、汗だくになり、翌日は全身筋肉痛に見舞われることもしばしばです。それでも、作業中には笑顔があふれ、明るく楽しく仕事ができるのが魅力です。

  • 12:00昼食(昼休み)


    近くのコンビニエンスストアでお弁当を買い、デスクで昼食をとります。
    午前中に圃場作業があったときなどは、午後の作業に備えて仮眠をとるようにしています。

  • 作業の様子

    13:00薬剤処理


    温室や圃場で薬剤の散布を行います。右の写真では、温室内でハンディスプレーヤ-を用いて薬剤を散布しています。土の入ったポットを運んだり、4~5kgある散布器具を背負って畑を往復したりするため、体力を使う作業の一つです。また、決まった面積に手作業で薬剤を均一に散布することが求められるため、集中力も必要になります。

  • 継時的に観察による調査の様子

    14:00評価・見学者対応など


    処理を終えたポットは継時的に観察による調査を行い、除草効果(無処理区に比べて雑草がどれくらい効いているか)や薬害(除草剤によって作物がどれだけ影響を受けているか)を評価します。中間調査では見た目の生育抑制程度や症状で点数(指数)をつけて対照と比較し、最終調査では草丈や地上部重量などを測定します。試験については自分が主導となり研究室や関連部署のスタッフと議論しながら進めていますが、海外のスタッフと意見を交換することもあります。


    施設案内の様子

    上の写真は米国関連会社の実験農場であるMississippi Research Stationのスタッフが研修のため来日した際に、試験について議論を交わしている場面です。
    試験の評価以外にも、生産者や外部農薬メーカーなどの方々が研究所を訪れた際には施設案内を行います。下の写真は、研究所の設備について説明を行っている様子です。最近では海外から訪れる方も増えてきており、日本の農薬開発への関心の高まりを感じています。

  • 16:00データ整理


    調査結果をパソコンに入力し、解析を行います。
    悩ましい結果については他の研究員の意見を仰ぎ、次の試験に活かすことにしています。

  • 17:00デスクワーク


    報告書や試験計画を作成します。頭の中にある考えをしっかりアウトプットします。

  • 19:00帰宅


    歩きながら、新しい評価方法を練ったりすることもあります。

 大学院修士課程(農学専攻)を修了後、2012年に入社しました。大学では、病虫害に対する植物の細胞内シグナル伝達機構についての研究を行っていました。実験材料が培養細胞や一個体から植物群に変わり、入社当初は順応するのに必死でした。業務について先輩方や周りのスタッフの方々が親身に教えてくださったおかげで、基本的な技術や知識を身に付けることができました。また、近年ではより高機能な農薬の開発が求められており、これまでになかった考え方が必要になります。新しい技術を考え出すに大学時代に得た知識や情報も活かしていきたいと思っています。
 私は入社5年目まで生科研の植物第一研究室に在籍し、新規国内水稲用除草剤の開発および評価を担当してきました。そして2016年の夏に植物制御第二研究室に籍を移し、海外向け畑作除草剤の開発および評価を進めています。
 植物制御第二研究室では、自社開発の除草剤有効成分「AXEEV(アクシーブ)」を中心に、国内、海外向けの畑作用除草剤を開発しています。

クミカに来るまでのバックグラウンド

 大学、大学院では病虫害に対する植物の細胞内シグナル伝達に関する研究を行っていました。大学院修士課程を修了したのち、クミアイ化学に入社しました。

プライベートについて

・休みの日は食料の買出しに行ったり、本屋に行って出張の移動中などに読む本を買ったりしています。
・趣味でソバを育ててみました(写真)。病害虫の防除や土寄せなど、作業を通して作物栽培の難しさを改めて実感しました。

  • 趣味で育てているソバ
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