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クミアイ化学工業株式会社|化学研究所・生物科学研究所

クミカ農薬が出来るまでクミカ農薬が出来るまで

2.探索と発見2.探索と発見

 農薬の開発は、開発コンセプトに沿った'リード化合物(農薬として効果のある化合物)'を見つけ出すことから始まります。アクシーブ®の場合、低薬量で高い効果を有する除草剤の創製を目標とするなか、除草剤チオベンカルブのカーバメート部分にイソキサゾリン環を導入した化合物がヒエやエノコログサといった雑草に優れた除草効果を示したこと(すなわちリード化合物の発見)から研究がスタートしました。

 まず、性能目標を「同じ作用性の市販除草剤と比べて1/10程度の薬量で同等以上の効果」と定め、リード化合物の構造を少しずつ変換して高活性な化合物の探索を進めました。さらに、どのような土壌でも高い効果を発揮できるよう土壌吸着性に着目し、最適な化合物の探索を進めました。その結果、低薬量で土壌を選ばず高い効果を有する除草剤アクシーブ®を見出しました。アクシーブ®は世界各地で実施した圃場試験で、100~250 g a.i./haという薬量で幅広い雑草に効果を示すとともに、トウモロコシ、ダイズ、コムギなどの主要作物に使用できることが確認されました。また、新たな農薬として認可を受けるには人および環境への影響を評価する必要がありますが、そのために実施した様々な試験で高い安全性が確認されました。

 以上から、新たな農薬としてアクシーブ®を次の商品化検討に進めることを決定しました。

  • アクシーブ<sup>®</sup>の合成経緯
    アクシーブ®の合成経緯