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選抜マーカー

  植物への遺伝子導入には、アグロバクテリウム法、パーティクルガン法、エレクトロポレーション法などの方法が用いられていますが、そのほとんどで遺伝子が導入された形質転換体と導入されなかった非形質転換体を選別する作業が伴います。植物への遺伝子導入を効率的に進めるためには、早い段階で目的の遺伝子が導入された形質転換体を正確かつ迅速に選び出す必要がありますが、形質転換体と非形質転換体では外見の変化はほとんどなく、肉眼での選別は不可能です。そこで、遺伝子導入の目印(マーカー)として用いられるのがマーカー遺伝子と呼ばれるものです。

  たとえば、マーカー遺伝子として除草剤抵抗性遺伝子を用いた場合、目的遺伝子と共に除草剤抵抗性遺伝子を植物細胞に導入し、除草剤(選抜試薬)を添加した培地上で導入操作を行った細胞を生育させると、遺伝子が導入された形質転換体は除草剤の影響を受けず、正常に生育・増殖できますが、非形質転換体は枯死してしまうため、形質転換体のみを選別することができます。このように、マーカー遺伝子を目的遺伝子と共に導入することにより、効率的な遺伝子組換え植物の開発や遺伝子の機能解析などが可能になります。

図

  マーカー遺伝子としては、抗生物質耐性遺伝子が広く用いられています。しかし、抗生物質耐性遺伝子は微生物由来の遺伝子であり、この遺伝子を導入した植物の食品としての安全性が問題視されています。また、抗生物質(選抜試薬)は、本来植物を枯らすものではないため、選抜効果が安定しないという短所があります。

  今回提供する「植物形質転換選抜マーカーセット PalSelect® 」のマーカー遺伝子は、安全性に配慮した植物由来の新規な除草剤耐性遺伝子(変異型ALS遺伝子)です。遺伝子が導入されなかった非形質転換体に対しては、確実な除草効果を示し、目的とする形質転換体の選抜が容易に行えます。 ⇒ 変異型ALS遺伝子

 
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