栃木県の農家 川上さんの「豆つぶ」のススメ!

栃木県の東部に位置する那須烏山市の農家 川上善次さん(60歳)を訪問した。
草刈りでお忙しいにもかかわらず、我々を笑顔で迎えてくれた。
川上さんは、JAなす南の山本哲指導員の薦めで3年前から「キルクサ1キロ粒剤」を田植同時処理し、その後「テラガードL250グラム」を使っている。
それまでは3キロ粒剤を田植同時で処理していたが、薬害もあり、抵抗性の雑草にも対応できなくなったためだ。

那須烏山市の農家 川上善次さん

豆つぶを使ってみた感想はいかがですか?

豆つぶは簡単で良いね。私は9町歩やっているが、田植えが15日位連続し、忙しくて除草剤をまき遅れてしまう。その点豆つぶは忙しいときでも簡単に撒ける。昔は野球をやっていて(身体は)元気なんだけど、やはり田植えで忙しいときにミスト機を背負って粒剤を撒くのは重くてしんどいね。その点この豆つぶは楽だし、仕事が速い。フロアブルだと中に入らなければならないけど、豆つぶは自分で拡散してくれるから安心して撒ける。

豆つぶを上手に使うコツはありますか?

前の日に水を多めに入れておくことだね。今年はノロ(藻)が出て拡散が心配だったけど、ばら撒かれているせいもあり、だんだん広がった。コマセ用のひしゃくを使うと遠くまで飛ばせるから本当に畦からだけで散布できる。

Aなす南の指導員 山本さん

Aなす南の指導員 山本さんに聞く

田植同時は大型農家にとって必須だが、結局水管理が徹底できず、中期剤を撒く暇もとれない。豆つぶはひしゃくで畦から簡単に散布できるので忙しい農家に有用な剤だ。「幅40m位の水田だったら中に入らなくても撒けるよ。」とご自身で実感されたキャッチコピーで農家を指導している。

取材を終えて

さすが、すっかり使いこなしているご様子に我々もそれ以上宣伝する言葉がなかった。お礼を言って失礼しようとすると、「この辺では豆つぶを使っている人が増えているね。豆つぶは燃料と時間を使わなくていいからエコだね!」と川上さん。ここまで言っていただけるとは・・ありがとうございました。

開発者が語る製品へのこだわり

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クミアイ化学工業株式会社