キャベツとチャをまもるはなし電子ブック
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そのために研究所で働く人たちは農作物を安定的にし収ゅう穫かくするために雑草や病害虫の研究を重ねている「いのちと自然を守り育てる」ミッションそんな研究者だが研究以外にも意外な仕事があるそれが――かんきょう こんちゅう せんもんりょういき たさいふんとうたずさ植物の病理学・生物学や昆虫学、薬学・毒性学、環境科学というように、農薬開発に携わる研究者の専門領域は、実に多彩です。そんな研究者の奮闘を見てみましょう。      きび農薬は厳しい試験に合格したエリート。                                                                                                  だんかい      だつらく実証試験などの各段階で次々に脱落していきます。農薬研究者安全・安心のためにふんとうき我そわれられのこそ新しく合成された化合物100個のうち、最初のぼうじょ          とっぱ 防除効果試験を突破できるのは1個程度。そこ           かんきょう   えいきょうから人、作物、環境への影響評価や安全性評価、こうして新しい化合物の約15万分の1だけが、            しんさ農薬として国の審査に合格できるのです。40奮闘記奮闘記

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