キャベツとチャをまもるはなし電子ブック
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歴史 ケルト人って、どんな人たちなの?豊臣秀吉って、茶の湯が好きだったんだ!とよとみひでよしかいけつびょう          にゅうさんきん  はっこう            ふく                               たんけんか                                   たんさく     と                         ふきゅう                                    しょせつ       なぞ「ザワークラウト」で、船員を壊血病から守ったクック船長。キャベツをヨーロッパに広めたケルト人。キャベツとチャワクワク教室3時間目あの葉っぱおいしいね「ザワークラウト」を、食べたことがあるかな?キャベツを乳酸菌で発酵させたこの食品はビタミンCを多く含むうえに長期保存が可能。この効用に着目したのが、18世紀の海洋探検家、英国のジェームス・クックでした。南太平洋の探索に出発する時、彼は大量の「ザワークラウト」を船積みし乗組員に食べさせることで、ビタミンC不足による壊血病の死者を一人も出すことなく長い航海を成し遂げました。地中海原産のキャベツのおいしさを広めたのは、ヨーロッパの先住民族であるケルト人だとされています。はるか紀元前の青銅器時代から鉄器時代にかけて、彼らがヨーロッパで広く栄えていったことで、キャベツも普及したのです。では、どんな人たちだったかというと定義も諸説ありいまだ□に包まれているものの、ケルト音楽などの文化を今に残しています。30

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