お米をまもるはなし
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       こうごうせい                      じょそうざい か か お米は、田んぼにたくわえた水分や栄養分、太陽の光を利用した光合成などによって育っていきます。その栄養を横取りしたり、光をさえぎったりするのが雑草です。除草剤は、雑草の芽が出ないようにしたり、育たなくしたり、枯れさせる効果があります。きら                     やくわり             あぜ      嫌われものの雑草ですが、田んぼの水をせきとめる畦を守る役割もしています。土に根を張ることで畦を崩れにくくしている雑草だけは、むやみに刈り取りすぎないことが大切なのです。無人の飛行機ドローンは、お米づくりにも利用されています。農薬をまいたり、センサーという電子機器を使いながらお米の成長ぐあいを調べたり、害虫や病気の発生を予測するなど、用途がひろがっています。あぜくずぼうがい田んぼの雑草畦あぜの  雑  草   刈かりは、  除じょ草そう剤ざいの散布などに、                     でんしききよそく        ようとほどほどに。栄養分や光を横取りする雑草は、お米の成長を妨害します。酸素がなくても芽を出す      はんしょくりょく雑草です。繁殖力が強いので、少しでも放っておくとすぐに増えてしまいます。土の深くにある、球根の        かたまりような根の塊から芽を出すため、やっつけにくい雑草です。いね稲と見分けがつかない     せたけお米の背丈を追いこすほどに成長する雑草です。栄養分をうばうため、お米が成長しにくくなります。水中が大好きな雑草25深い水のなかを好む【オモダカ】ぼうじょ防除が難しい【イヌホタルイ】               どろ田んぼをはじめ水や泥の中のような場所で芽を出   ほし、穂にはカメムシが集まってきます。ド ロ  ー  ン  が  活 かつ躍やく。【ノビエ】【コナギ】

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